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アンバト Ambato

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンバト
Ambato

エクアドル中部,トゥングラワ州州都。首都キトの南約 110km,アンデス山脈中の盆地にあり,標高約 2600m。南西方に同国の最高峰チンボラソ火山 (6310m) がそびえる。エクアドル独立前年の 1821年,A.J.deスクレ率いる解放軍がスペイン軍に勝利を収めた地で,現在は周辺の農業地帯の取引中心地。アンバト盆地に産する果実のほか,サトウキビ,穀物などを集散し,市内にはなめし皮,皮革,食品,繊維などの工業が立地する。火山地帯にあるためしばしば噴火や地震の被害を受け,特に 1949年の地震で市街が大破したが,ルネサンス様式の大聖堂など古い建物も残っている。郊外のミラフロレスは上流階級の住宅・別荘地として知られる。交通の要地で,キトとグアヤキルを結ぶ幹線鉄道,パンアメリカン・ハイウェーが通り,アンデスの東,アマソナス地方に通じる道路が分岐してアマゾン上流域への入口となっている。作家 J.モンタルボの生地で,墓がある。人口 12万 4166 (1990) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

アンバト【Ambato】

南アメリカ,エクアドルの山間部にある都市で,同国の最高峰チンボラソ山北麓に位置し,トゥングラウア州の州都。人口15万5690(1996)。標高2557mの谷間に広がるせまい傾斜地に住居が広がり,市の下端にアンバト川が流れる。気候が温暖なため,リンゴ,ミカンなど同国の温帯産果物の9割を生産する。果樹の開花時(2月)には観光客が集まり,盛大な花祭が催される。幹線道路とアマゾン低地への道路とを結ぶ中継地。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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