ニッカウヰスキー[株](読み)ニッカウィスキー

百科事典マイペディア 「ニッカウヰスキー[株]」の意味・わかりやすい解説

ニッカウヰスキー[株]【ニッカウィスキー】

国産ウィスキーの父といわれる竹鶴政孝が1934年大日本果汁として設立。1952年現社名に変更。ウィスキー製品の業界シェアは2割で,サントリーに次ぎ国内第2位。ウィスキーの売上高構成比は5割を超す。現在はアサヒビール全額出資のグループ企業。総合酒類化を図る親会社方針に合わせて,ブランデー焼酎ワイン等も製造。本社東京,工場余市(北海道),弘前など。2010年資本金149億円,2010年12月期売上高551億円。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のニッカウヰスキー[株]の言及

【ウィスキー】より

…京都郊外の山崎に工場を建設し,1924年から蒸留を始め,29年に国産ウィスキー第1号が誕生した。竹鶴は34年に独立し,ニッカウヰスキーを40年に発売した。第2次大戦後,ウィスキー製造会社が続出したが,現在ではサントリー,ニッカウヰスキー,三楽オーシヤン,キリン・シーグラムの4社で大部分のシェアを占める(ほかに免許場数は30くらいある)。…

【酒造業】より

…また東京醸造(中村豊雄が1924年に設立)が37年に〈トミーウイスキー〉を,40年に大日本果汁(竹鶴政孝が寿屋退社後1934年に設立。現,ニッカウヰスキー)が〈ニッカウヰスキー〉を発売した。このような各社のウィスキーの発売により,知名度も上がり需要も増加するようになった。…

※「ニッカウヰスキー[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android