ワイン(英語表記)wine

翻訳|wine

デジタル大辞泉 「ワイン」の意味・読み・例文・類語

ワイン(wine)

葡萄酒ぶどうしゅ」に同じ。
酒。酒類。「ピーチワイン
[類語]葡萄酒赤ワイン赤葡萄酒白ワイン白葡萄酒ロゼシャンパンシェリーカバ酒類さけるい酒類しゅるい般若湯アルコール御酒お神酒銘酒美酒原酒地酒忘憂の物醸造酒蒸留酒混成酒合成酒日本酒清酒濁酒どぶろく濁り酒生酒新酒古酒樽酒純米酒灘の生一本本醸造酒吟醸酒大吟醸冷や卸し屠蘇とそ甘露酒卵酒白酒甘酒焼酎泡盛ビールウイスキーブランデーウオツカラムテキーラジン焼酎リキュール果実酒梅酒薬酒やくしゅみりん白酒しろざけ紹興酒ラオチューマオタイチューカクテルサワージントニックジンフィーズカイピリーニャマティーニ

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精選版 日本国語大辞典 「ワイン」の意味・読み・例文・類語

ワイン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] wine )
  2. 葡萄酒。
    1. [初出の実例]「赤葡萄(ワイン)酒又は『シェリー』酒其外『ポルトワイン』等を用ゆるなれども」(出典:西洋衣食住(1867))
  3. 一般に洋酒をいう。
    1. [初出の実例]「無暗にワイン〔酒〕ばかし強つけて居たが」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇)

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食の医学館 「ワイン」の解説

ワイン

《栄養と働き》


 フランス人はバターやクリームを使った肉料理をよく食べるうえ、タバコを吸う人が多いにもかかわらず、心疾患による死亡率が低いことで知られています。フレンチパラドックスと呼ばれるこの現象の要因と考えられているのが、毎日のように赤ワインを飲む彼らの食生活です。
〈赤ワインのポリフェノールが活性酸素の悪影響を阻止〉
○栄養成分としての働き
 赤ワインはブドウを丸ごと発酵させるため、種子や果皮に含まれるタンニンアントシアニンカテキンフラボノイドなどが大量に溶けだしています。これらの成分を総称してポリフェノールといい、これには活性酸素を消去する働きがあります。赤ワインは緑茶の4倍、白ワインの8倍以上のポリフェノールを含有しています。
 一方、活性酸素によって酸化された悪玉コレステロールは、血管や心臓の病気を起こす要因です。そこで赤ワインを飲んでポリフェノールを多く摂取すれば、動脈硬化脳血栓(のうけっせん)を予防でき、ひいては心疾患による死亡も減るというわけです。
 また、ポリフェノールは活性酸素による細胞の酸化も防止するため、がんや老化、糖尿病、脳梗塞(のうこうそく)などの予防にも役立ちます。
 さらに、最近では適量の赤ワインを毎日飲んでいる人は、アルツハイマー病の発症率が低いとの報告もあり、高齢の人にとっても注目すべき存在となっているのです。
 これに対して、白ワインの場合、ポリフェノール含有量は少ないですが、その殺菌作用が注目されます。実験によれば、大腸菌サルモネラ菌赤痢菌(せきりきん)に対して、赤ワインのおよそ2倍の殺菌作用を発揮します。このことから、刺身などの生ものといっしょに白ワインを飲むことで、食中毒を防ぐ効果が望めます。
 このほか、赤ワイン、白ワインともに、ナトリウムの排出をうながす働きをもつカリウムを多く含んでおり、高血圧の予防改善に有効。また、利尿効果を高め、新陳代謝を活発にするのにも役立ちます。

《調理のポイント》


 食中酒として楽しむのが一般的。その味、香り、色合いが料理の味を引き立ててくれます。よく肉に赤、魚には白といいますが、いちばん大事なのは自分の好みなので、あまり神経質になる必要はありません。しょうゆを使う日本料理の場合、魚料理でも軽い赤ワインが合いますし、濃厚な白ワインは肉料理にもよく合います。
 また、料理に使えば素材の臭みを消したり、ソースにコクやほどよい酸味を与えることができます。
 なお、いくら健康への効用が多いとはいえ、ワインもアルコール飲料にかわりはありません。
 飲みすぎれば、体に悪いのは当然ですから、適量をまもることを心がけてください。

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飲み物がわかる辞典 「ワイン」の解説

ワイン【wine】


ぶどうを発酵させてつくる醸造酒。赤ワイン、白ワイン、ピンク色のロゼワインがあり、ぶどうの品種や製造法が異なる。このほか、発酵中にブランデーなどのアルコールを添加し発酵をとめてつくる酒精強化ワインなどもある。◇フランス語で「バン(vin)」、イタリア語・スペイン語で「ビノ(vino)」、ポルトガル語で「ビーニョ(vinho)」といい、ラテン語でぶどうを発酵させたものという意の「ビヌム(vinum)」に由来。「ぶどう酒」ともいう。

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改訂新版 世界大百科事典 「ワイン」の意味・わかりやすい解説

ワイン
wine

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百科事典マイペディア 「ワイン」の意味・わかりやすい解説

ワイン

ブドウ酒

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栄養・生化学辞典 「ワイン」の解説

ワイン

 ブドウを原料に作る酒で,蒸留しない.赤,白,ロゼがある.

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世界大百科事典(旧版)内のワインの言及

【酒造業】より

…それにウィスキー類が5.6%を占め,生活の洋風化とともに酒類の生産構造が変化したことがわかる。ワインも1970年代からメーカーが力を入れ,ブームとなったが,生産量はまだ少なく4万klで全体の0.6%程度にすぎない。 このように清酒は生産量では100万klの大台を1964年度以降確保しているものの,1956年度に生産量で,59年度に消費量でビールに抜かれてから,酒類のなかでの比重は低下傾向にある。…

【ブドウ酒(葡萄酒)】より

…ブドウの果実を原料として,発酵させてつくるアルコール性飲料。英語のワインをはじめ,フランス語のバンvin,ドイツ語のワインWeinなどは,みなラテン語のウィヌムvinumを語源とする。かつては世界のブドウの産地は北半球に限られていたが,16世紀後半以後に南アメリカ,南アフリカ,オーストラリアなどでも栽培されるようになり,南半球でもブドウ酒が生産されるようになった。…

※「ワイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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