日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ハワード(Sir Ebenezer Howard)
はわーど
Sir Ebenezer Howard
(1850―1928)
イギリスの都市計画家。青年期にアメリカへ渡ったが、1877年にイギリスに帰り、ロンドンで法廷速記者として働くかたわら、R・W・エマソン、W・ホイットマンの思想に傾斜、その後、ベラミーのユートピア小説の影響のもとに98年田園都市構想を提唱した。さらに1902年『明日の田園都市』を著し、田園地帯の中に住宅および工業地区からなる都市生活と田園生活を共有したコミュニティ計画を創案、以降の近代都市計画の端緒となった。
[村松貞次郎・藤原恵洋]
『長素連訳『明日の田園都市』(1976・鹿島出版会)』
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