日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ヒューム(Sir Alexander Frederick Douglas-Home, Lord Home of the Hirsel)
ひゅーむ
Sir Alexander Frederick Douglas-Home, Lord Home of the Hirsel
(1903―1995)
イギリスの政治家。オックスフォード大学を卒業。1931年保守党下院議員となり、ネビル・チェンバレン首相の秘書などを務めた。1951年父の後を継いで伯爵となって上院入りし、連邦関係相、外相などを歴任。1963年爵位を捨てて首相の座についた。外交は得意であったが、内政、とくに経済問題についての力量に疑問をもたれたまま、1964年の総選挙で敗北、翌1965年ヒースに保守党党首の位置を譲った。1970~1974年のヒース内閣で再度外相を務めたのち、引退した。
[木畑洋一]
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