ラテンアメリカ共同市場(読み)ラテンアメリカきょうどうしじょう(英語表記)Latin American Common Market

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラテンアメリカ共同市場」の意味・わかりやすい解説

ラテンアメリカ共同市場
ラテンアメリカきょうどうしじょう
Latin American Common Market

中南米における共同市場形式を目指す構想。 1988年 11月にブラジルアルゼンチン経済統合協力条約を締結し,各産業分野における協力と 10年以内の関税撤廃という方針を表明したのを機に,南米各国がこれに加わる形で共同市場を形成しようとするもの。 88年にはウルグアイが参加を表明し,またメキシコなどもこの構想の実現に強い期待を持っている。ただし,域内の経済状態の悪化によりこの進展が阻害されるおそれもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android