ルイ10世(読み)ルイじっせい(英語表記)Louis X, le Hutin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルイ10世」の意味・わかりやすい解説

ルイ10世
ルイじっせい
Louis X, le Hutin

[生]1289.10.4. パリ
[没]1316.6.5. バンセンヌ
フランス王 (在位 1314~16) 。「強情王」とも呼ばれる。カペー家出身。フィリップ4世の長男。母からナバール (ナバラ) 王位 (在位 1305~14) をも継承したが,フランス国王即位の際弟フィリップに譲った。彼の短い治世には叔父シャルル・ド・バロア実権握り,先王の集権政策に対する諸侯反動が表面化した。そこでルイは先王の用いた政治家たちを解職ないし投獄し,宰相マリニーを処刑したが,地方貴族の特権を容認せざるをえなかった。最初の妃マルグリット・ド・ブルゴーニュは,1315年密通の疑いで投獄され獄死し,同年ハンガリー王カーロイ1世の娘クレメンスと結婚した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「ルイ10世」の解説

ルイ10世

生年月日:1289年10月4日
フランス国王(在位1314〜16)
1316年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android