一死一生すなわち交情を知る(読み)いっしいっせいすなわちこうじょうをしる

精選版 日本国語大辞典 の解説

いっし【一死】 一生(いっせい)すなわち交情(こうじょう)を知(し)

(中国前漢時代、翟(てき)公が、一時官をやめ、のち復職したが、その時その時によって人の態度の異なるのを見て、門前に「一死一生乃知交情、一貧一富乃知交態、一貴一賤交情乃見」と書きつけたという「史記‐汲鄭伝賛」の一節) 人は人生転変によって、人情表裏を知るものである。

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