一般条約(読み)いっぱんじょうやく(英語表記)general treaty

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一般条約」の意味・わかりやすい解説

一般条約
いっぱんじょうやく
general treaty

世界の大多数の国家が当事国であるか,または当事国となることを予定している条約。2ヵ国または限られた範囲の国の間で締結される「特別条約」と対比される。世界各国の共通関心事や国際法の一般的規則について定めたものが多く,国際社会の緊密化に伴い次第に増加しつつある。国際連合もとで締結される諸条約,特に国際法の法典化条約は,典型的な一般条約といえる。一般条約はその性質上,それを未加入国に開放し,加入の手続規定を定めて新たな国家の参加を認めているのが普通である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android