久喜[市](読み)くき

百科事典マイペディア 「久喜[市]」の意味・わかりやすい解説

久喜[市]【くき】

埼玉県北東部,古利根川西岸の沖積低地を占める市。1971年市制。中心市街は近世以来市場町として発達東北本線,東武伊勢崎線が通じ,東北自動車道久喜インターチェンジがあり,圏央道が分岐する。県北東部の交通・行政の中心都市で,県立園芸研究所など多くの公共施設が集まり,1993年には東京理科大学が開校した。米,ナシを多産する農業地域であったが,宅地化が進み,久喜菖蒲工業団地の造成により人口が急増した。2010年3月南埼玉郡菖蒲町,北葛飾郡栗橋町,鷲宮町と合併。東日本大震災で,市内において被害が発生。82.41km2。15万4310人(2010)。

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