亀甲状構造(読み)きっこうじょうこうぞう(英語表記)septarian structure

岩石学辞典 「亀甲状構造」の解説

亀甲状構造

固結物の中に発達する構造で,亀甲石団塊(septarian nodule)として知られており,内部割れ目で不規則な多角形の集まりとなる.この割れ目はほとんど常に方解石などの物質で占められている.この構造は泥の乾燥による割れ目に類似していて,おそらく同様の原因で固結時に内部のコロイド状物質の乾燥により発達したものであろう[Richardson : 1919, Pettijohn : 1957].ラテン語septumは柵,障害物の意味.septariaを日本語では亀甲石という.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android