精選版 日本国語大辞典 「伏見船」の意味・読み・例文・類語
ふしみ‐ぶね【伏見船】
〘名〙
① 過書船とともに近世淀川水運の中心勢力を占めた、伏見奉行支配下の川船。元祿一一年(一六九八)一五石積二〇〇艘の就航が許可されたが、過書船の提訴によりいったん停止され、享保七年(一七二二)再興。過書船を古船と呼ぶのに対して新船とも呼ぶ。伏見新船。伏見の下り船。
※俳諧・いつを昔(1690)交題百句「はつゆきに人ものぼるかふしみ船〈其角〉」
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