八花鏡(読み)ハッカキョウ

デジタル大辞泉 「八花鏡」の意味・読み・例文・類語

はっか‐きょう〔ハツクワキヤウ〕【八花鏡】

唐鏡の一。円鏡周囲八つ弧状の、八弁花をかたどったもの。日本でも、奈良平安時代に用いられた。→八稜鏡はちりょうきょう

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精選版 日本国語大辞典 「八花鏡」の意味・読み・例文・類語

はっか‐きょう ハックヮキャウ【八花鏡】

〘名〙 鏡の外縁が八弁の花形に八つの弧状を連ねた形のもの。中国唐代に盛行し、宋以後に引き継がれた。日本では奈良・平安時代が主で、その後は五花、四花なども現われた。

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