デジタル大辞泉
「円鏡」の意味・読み・例文・類語
えん‐きょう〔ヱンキヤウ〕【円鏡】
1 まるい鏡。
2 まるい月。満月。
「―の暈今傾く」〈経国集・一三〉
3 丸餅。鏡餅。
「元三に上頭へあがる―で御ざる」〈虎明狂・餅酒〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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えん‐きょうヱンキャウ【円鏡】
- 〘 名詞 〙
- ① 円形の鏡。
- [初出の実例]「円鏡一面重大七斤五両〈径一尺二寸九分、平螺鈿背、緋絁帯、漆皮箱、緋綾
盛〉」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献物帳) - [その他の文献]〔梁元帝‐玄覧賦〕
- ② まるい月。満月をたとえていう。
- [初出の実例]「一看二円鏡一羈情断、定識閨中憶不レ歇」(出典:文華秀麗集(818)下・五夜月〈良岑安世〉)
- ③ まるい餠。鏡餠。丸餠。
- [初出の実例]「いつも大晦日ざかいにもってまいり元三にうへとうへあがるゑんきゃうで御ざる」(出典:虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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