公卿勅使(読み)くぎょうちょくし

精選版 日本国語大辞典 「公卿勅使」の意味・読み・例文・類語

くぎょう‐ちょくし クギャウ‥【公卿勅使】

〘名〙 国家大事の時、伊勢神宮などに奉幣のために遣わされる公卿
古今著聞集(1254)五「もし運侍らば、公卿勅使にて又参る事も侍りなん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公卿勅使」の意味・わかりやすい解説

公卿勅使
くぎょうちょくし

伊勢神宮その他の諸大社に,国家の重大事に際して派遣される三位および参議以上の奉幣 (神に幣帛を捧げること) 勅使。院政期に多かったが,江戸時代にもみられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android