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幣帛 へいはく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

幣帛
へいはく

広義には神に奉献する供物の総称で,布帛,衣服,紙,玉,酒,兵器などいろいろある。狭義には,天皇,国家,地方官から神に奉献する供物をいう。「みてぐら」「にぎて」「ぬさ」「幣物」ともいう。

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デジタル大辞泉の解説

へい‐はく【幣×帛】

神社で、神前に奉献するものの総称。みてぐら。ぬさ。

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百科事典マイペディアの解説

幣帛【へいはく】

神道で御幣みてぐら,ぬさなど神への供え物の総称。布帛,衣服,紙,玉,器物,神饌(しんせん)のほか,幣帛料,金幣といって金銭をあてる場合もある。特に布帛の中では麻が代表的であったのでぬさ(幣)ともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

へいはく【幣帛】

神にたてまつるものの総称。幣(ぬさ),〈みてぐら〉(充座の意),〈いやじり(礼代)〉ともいう。一般に神饌に対して布帛の類を幣帛ということもある。幣帛(みてぐら)の上に宇豆乃(うずの),布刀(ふと),安(やす),足(たる),大(おお),豊(とよ)などの美称をつけることが多い。《延喜式》には,幣帛として,絁(あしぎぬ)(粗製の絹布),五色薄絁(いついろのうすぎぬ),倭文(しどり),木綿(ゆう),麻,庸布,刀(たち),楯(たて),戈(ほこ),弓,靫(ゆぎ),鹿角(しかのつの),鍬(すき),酒,鰒(あわび),堅魚(かつお),腊(きたい)(干物),海藻,雑海菜(くさぐさのもは),塩,その他が見える。

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大辞林 第三版の解説

へいはく【幣帛】

神前に供える物の総称。みてぐら。にきて。ぬさ。
贈り物。進物。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

幣帛
へいはく

神に奉献するものの総称であるが、布帛(ふはく)の類をさしていう場合もある。「みてぐら」ともいい、宇豆乃幣帛(うずのみてぐら)、布刀御幣(ふとごへい)、大(おお)幣帛、伊都(いつの)幣帛、安(やす)幣帛、足(たる)幣帛、豊(とよ)幣帛などは、いずれもこの「みてぐら」の美称である。みてぐらの語義は、およそ次の三説ある。(1)ミテ(充)クラ(座)―たくさんの供物を案上に置いて献上すること(賀茂真淵(かもまぶち))。クラとは、物をのせたり、物をつける台となるものをいう。(2)ミ(御)タヘ(栲)クラ(台)の約―ミは接頭語、タヘは古代に用いられた織物の総称で、タヘがテとなった(敷田年治(しきたとしはる))。(3)ミ(御)テ(手)クラ(座)―手に取り持って献(たてまつ)るという意(本居宣長(もとおりのりなが))。テはタムケ(手向)の約ともみられているが、これは音韻学上からは否定されるであろう。
 幣帛の品目や数量は、神社により、祭祀(さいし)によって異なるが、『延喜式(えんぎしき)』巻八の「祝詞(のりと)」には、宇豆の幣帛として、御衣(みそ)、武具、御酒(みき)、御饌(みけ)の類が述べられているから、幣帛の本来の意義は、(1)の説が妥当ではないかと思われる。これがのちに狭義に解されるようになり、布帛をさしたり、あるいは、紙垂(しで)を串(くし)に刺した幣束をいうようになった。
 第二次世界大戦前の国家神道(しんとう)時代には、神饌(しんせん)と幣帛とを区別し、伊勢(いせ)の神宮の大祭には、五色(いついろのあしぎぬ)、錦(にしき)、木綿(ゆう)、麻などの官幣(かんぺい)が奉献され、官国幣社以下神社の大祭には、多く幣帛料(金銭をもってこれにあてたから金幣ともいう)が奉られたが、五色、木綿、麻などの現品の場合もあった。幣帛を奉献する者を幣帛使または幣帛供進(きょうしん)使といった。第二次大戦後、神社本庁では、所属する神社の例祭および特定の大祭に、本庁幣として幣帛料を供進する規程を設けている。これを供進する者を献幣使という。伊勢の神宮をはじめとするいわゆる勅祭社には勅使が参向して奉幣するが、このときは五色その他の現物である。奉幣の方法は、現物の場合は柳筥(やないばこ)に入れて、幣帛料の場合は大角(だいかく)もしくは雲脚台(うんきゃくだい)にのせて奉献される。[沼部春友]

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世界大百科事典内の幣帛の言及

【幣帛】より

…幣(ぬさ),〈みてぐら〉(充座の意),〈いやじり(礼代)〉ともいう。一般に神饌に対して布帛の類を幣帛ということもある。幣帛(みてぐら)の上に宇豆乃(うずの),布刀(ふと),安(やす),足(たる),大(おお),豊(とよ)などの美称をつけることが多い。…

【幣帛】より

…幣(ぬさ),〈みてぐら〉(充座の意),〈いやじり(礼代)〉ともいう。一般に神饌に対して布帛の類を幣帛ということもある。幣帛(みてぐら)の上に宇豆乃(うずの),布刀(ふと),安(やす),足(たる),大(おお),豊(とよ)などの美称をつけることが多い。…

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