勁節(読み)ケイセツ

デジタル大辞泉 「勁節」の意味・読み・例文・類語

けい‐せつ【×勁節】

竹などのふしが強いこと。
強くて屈しない節操。強い気質
「夫れ―愛すべし、貞心憐れぶべし」〈菅家文草・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「勁節」の意味・読み・例文・類語

けい‐せつ【勁節】

〘名〙 (「勁」は強い意)
① 竹などの節(ふし)が強いこと。また、その節。
※菅家文草(900頃)四・小知章「勁節冥霊老、浮生日及休」
② 気質の剛強なこと。強い気質。また、かたい節操。
※菅家文草(900頃)五・春、惜桜花「夫勁節可愛、貞心可憐」 〔范雲‐詠寒松詩〕

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普及版 字通 「勁節」の読み・字形・画数・意味

【勁節】けいせつ

他に屈しない節操。梁・雲〔寒松を咏ず〕詩 凌風、勁を知り 、貞心を見(あら)はす

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