千早人（読み）チハヤヒト

デジタル大辞泉「千早人」の意味・読み・例文・類語

［枕］《「ちはやびと」とも》地名「宇治うぢ」にかかる。→千早振る
「―宇治川波を清みかも」〈万・一一三九〉

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枕ちはやぶる人である氏(うじ)の意で、「氏」と同音の地名の「宇治」にかかる。

※古事記（712）中・歌謡「知波夜比登(チハヤヒト) 宇治の渡りに渡り瀬(ぜ)に立てる梓弓(あづさゆみ)檀(まゆみ)」

[補注]かかり方については、はげしいの意の「うじはやし（阻）」と同義あるいは類義であるところからかかるとも。

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