千早(読み)ちはやぶ

精選版 日本国語大辞典 「千早」の意味・読み・例文・類語

ちはや・ぶ【千早】

〘自バ上二〙 (「いちはやぶ」の変化したもの) たけだけしく行なう。勢い激しくふるまう。→ちはやぶる
古事記(712)上「故(かれ)、此の国に道速振(ちはやぶる)荒ぶる国つ神(ども)の多在(さはな)りと以為(おも)ほす」

ちはや【千早】

※雑俳・柳多留‐三八(1807)「千早にててうじ虫のらを追ひ散らし」

ちはや【千早】

大阪府南河内郡千早赤阪村の地名千早城址など南北朝時代史跡に富む。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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