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宇治 うじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宇治
うじ

京都府宇治市の中心市街地。『和名抄』の久世郡宇治郷にあたる。菟道稚郎子 (うじのわきいらつこ) の離宮があったと伝えられ,古代より,木津として宇治川を利用した木材運送の中継地となっており,渡として奈良と京都を結ぶ交通の要地であった。大化2 (646) 年にはすでに宇治川に橋がかけられ,また 12世紀以後,佐々木高綱の宇治川先陣で名高い源平合戦など,たびたび戦場となった。中世以降宇治茶の産地として有名。藤原頼通別業であった平等院万福寺がある。

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デジタル大辞泉の解説

うじ【宇治】[地名]

京都府南部の市。宇治川が流れ、奈良と結ぶ渡河地として早くから開けた。平安時代から貴族の別荘地で、源氏物語の舞台。宇治茶の産地。平等院黄檗山(おうばくさん)万福寺などがある。古くは「菟道」とも書いた。人口19.0万(2010)。[歌枕
「暮れて行く春のみなとは知らねども霞におつる―の柴舟」〈新古今・春下〉
宇治茶」の略。

うじ【宇治】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「宇治」姓の人物
宇治加賀掾(うじかがのじょう)
宇治嘉太夫(うじかだゆう)

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百科事典マイペディアの解説

宇治【うじ】

(1)山城国宇治郡および久世(くせ)郡の地名(古代の郷名)で,京都府宇治市の市名に継承されている。両郡堺に宇治川が流れ,右岸に宇治郡宇治郷,左岸に久世郡宇治郷があり,古くには合わせて〈宇治里〉とも呼ばれた。
→関連項目忍熊皇子山田

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大辞林 第三版の解説

うじ【宇治】

◇ 京都府南部にある市。京都と奈良を結ぶ宇治川渡河点に位置し、古来交通の要地。近年、工業が発達。平等院鳳凰ほうおう堂がある。宇治茶で有名。⦅歌枕⦆ 「我をまつらむ-の橋姫/古今 恋四」 → 宇治川宇治橋宇治山
「宇治茶」の略。
抹茶を使用した菓子・料理などに冠する名。 「 -金時」

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世界大百科事典内の宇治の言及

【山田】より

…伊勢神宮外宮鎮座地,またその鳥居前町。現在,内宮の鳥居前町宇治とともに三重県伊勢市の中心部。《止由気(とゆけ)宮儀式帳》《延喜式》は外宮の所在地を度会(わたらい)郡沼木(ぬき)郷山田原(やまだのはら)とし,12世紀には山田村,あるいは山田郷としても現れる。…

※「宇治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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