原子力政策[フランス](読み)げんしりょくせいさく[フランス]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原子力政策[フランス]」の意味・わかりやすい解説

原子力政策[フランス]
げんしりょくせいさく[フランス]

石油危機後,75%にも達するエネルギーの対外依存率 (EC平均は 53%) を引き下げるため,ジスカールデスタン大統領が行なった原子力発電拡大政策。この結果フランスの原発依存率は,45%と大幅に高まり,高速増殖炉などの研究も進んだ。現在同国は世界最大の原子力王国であり,使用済み燃料の再処理中心となって行なっている。核物質は最近のフランスの対日輸出品目の第2位となっている。

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