参内殿(読み)サンダイデン

デジタル大辞泉 「参内殿」の意味・読み・例文・類語

さんだい‐でん【参内殿】

京都御所内に設けられた殿舎。常御殿の西、御車寄せの内にあり、皇族大臣などが参内する際にここから入った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「参内殿」の意味・読み・例文・類語

さんだい‐でん【参内殿】

江戸時代の京都御所内に設けられた殿舎。長橋の局の西。内向き玄関にあたる。参賀の際、皇族や大臣などが、ここから参入した。また、この庭で千秋万歳楽・猿楽などが催された。
※愚子見記(1683)二「禁中御造営、明暦之表向御殿作様〈略〉一、敷居厚さ事〈略〉参内殿、対屋、此分二寸二分」

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