叉木・股木(読み)またぎ

精選版 日本国語大辞典 「叉木・股木」の意味・読み・例文・類語

また‐ぎ【叉木・股木】

〘名〙
① ふたまたに分かれた木。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
古事談(1212‐15頃)一「斛器は方櫃を差て、石を括りてさげて、おもしにて跨木に懸けて」
② (股木) 生け花で、花材花器に固定させるのに用いる股の形をした小さな木。
③ 長提灯をひっかける腕木
歌舞伎三題噺高座新作髪結藤次)(1863)五幕「またぎの大提灯稲荷大明神と記しあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android