周官新義(読み)しゅうかんしんぎ(英語表記)Zhou-guan xin-yi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周官新義」の意味・わかりやすい解説

周官新義
しゅうかんしんぎ
Zhou-guan xin-yi

中国,北宋の革新的政治家王安石の著。 16巻。煕寧8 (1075) 年成立。字義,制度の解説を主とする従来学風を打破して,中国の行政制度に関する古典『周官』に実用的な理論で新しい解釈を加えたもの。同調者に『詩新義』『書新義』を著作させて,これらを官吏採用試験の教科書にしたので,大きな衝撃を与え,また後世悪書と評されたが,宋代の新学風を興すのに寄与している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android