地域格差是正(読み)ちいきかくさぜせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地域格差是正」の意味・わかりやすい解説

地域格差是正
ちいきかくさぜせい

地域間の社会的,経済的,文化的水準格差を縮小すること。地域格差所得賃金,消費,教育水準,文化施設,生活環境など各種側面からとらえられるが,戦後高度成長により大都市と地方都市,農村との地域格差が大きくなり,最近では東京への一極集中と地方過疎の同時進行が大きな問題になっている。 1962年に始まる全国総合開発計画で人口や諸機能の地方分散政策が掲げて以来,時の政権もその政策推進に取り組み,地方交付税や補助金など税財政制度を通じて格差是正に挑んでいるが,効果ははかばかしくない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報