大浮(読み)おおうき

精選版 日本国語大辞典 「大浮」の意味・読み・例文・類語

おお‐うき おほ‥【大浮】

〘名〙
勝負などで大勝すること。利益などがはなはだしく多いこと。
歌舞伎絵本合法衢(1810)四幕「『コレ、また日上げを貸せと云ふまいよ』『なにサ、今日は大浮(オホウ)きサ。そこで姐御、一升買って来ました』」
② 大いに浮かれること。
※歌舞伎・御国入曾我中村(1825)中幕今夜木母寺の、半右衛門がところで、夜明しの大浮(オホウ)きと洒落やせう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android