太平山神社(読み)おおひらさんじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「太平山神社」の意味・わかりやすい解説

太平山神社
おおひらさんじんじゃ

栃木県栃木市平井町に鎮座祭神は、天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、豊受大神(とゆけのおおかみ)の3神。創祀(そうし)は、827年(天長4)比叡山(ひえいざん)第3世の慈覚(じかく)大師円仁(えんにん)によると伝える。古来神仏混交が著しく、別当を蓮祥院般若経(はんにゃきょう)寺といった。江戸時代には朱印領50石を受ける。1896年(明治29)県社に列す。例祭は11月10日。関東一円に講社があり参詣(さんけい)者でにぎわう。

[茂木貞純]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例