寿詞・吉言(読み)よごと

精選版 日本国語大辞典 「寿詞・吉言」の意味・読み・例文・類語

よ‐ごと【寿詞・吉言】

〘名〙 (「よ」は「善し」の語幹。「よごと(善事)」から)
① 寿(ほ)ぎ祝うことば。祝いことば。特に、天皇御代長久繁栄を祝うことば。
書紀(720)白雉元年二月(北野本訓)「巨勢大臣をして賀(ヨコト)奉らしめて曰さく」
② 祈ることば。のりとごと。
※竹取(9C末‐10C初)「かぢとりの御神きこしめせ〈略〉いまより後はけの一筋をだに動かしたてまつらじと、よことをはなちてたちゐ、泣泣よばひ給ふ事千度ばかり」

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