小意気・小粋(読み)こいき

精選版 日本国語大辞典 「小意気・小粋」の意味・読み・例文・類語

こ‐いき【小意気・小粋】

〘名〙 (形動) (「こ」は接頭語)
① (「こいきすぎる」の形で用いられて) こなまいきであること。こましゃくれたさま。
評判記・吉原すずめ(1667)上「けうにじょうじては、こいきな口をもききすごし」
② どことなく粋であること。少ししゃれたさま。さばけて洗練されているさま。
滑稽本浮世床(1813‐23)初「友達女房は、小意気(コイキ)婀娜で」
団団珍聞‐五二五号(1886)「二三丁余り歩行(あゆみ)しと見る間に小意気(コイキ)な家の前に来れば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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