居合道(読み)いあいどう

日本文化いろは事典 「居合道」の解説

居合道

刀を鞘から抜いた瞬間勝負が決まる。西洋の「西部ガンマン」の剣術版が居合です。刀を抜く瞬間の動きこそが勝敗を決める居合の「剣の理法」を伝え継ぎ、相手がいるのではなく、「仮想敵」を相手とする武道であるのが居合道です。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の居合道の言及

【居合】より

…現在,居合道と呼ばれるが,古くは居相,坐合,抜刀,抜剣,鞘の中(うち)などとも称した。戦国時代,戦場における急な変に対処し,すばやく腰の刀を抜いて敵の攻撃に応じ,敵を制するための武術として編み出されたものである。…

※「居合道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」