デジタル大辞泉
「底方」の意味・読み・例文・類語
そこ‐い〔‐ひ〕【底▽方】
行きついてきわまる所。限り。奥底。はて。
「濃き藍いろの目には、―知らぬ憂ありて」〈鴎外・うたかたの記〉
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そこ‐い ‥ひ【底方】
〘名〙 至りきわまるところ。きわめて深い底。奥底。はて。きわみ。
※
万葉(8C後)一五・三七五〇「
天地(あめつち)の曾許比
(ソコヒ)の
うらに吾
(あ)が如く君に恋ふらむ人は実
(さね)あらじ」
※
源氏(1001‐14頃)
玉鬘「よきとても、物の色は限りあり。人の
かたちは、後れたるも又なほそこひある物を」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報