弄瓦の喜び(読み)ロウガノヨロコビ

デジタル大辞泉 「弄瓦の喜び」の意味・読み・例文・類語

ろうが‐の‐よろこび〔ロウグワ‐〕【弄瓦の喜び】

瓦(糸巻き)を玩具として与える喜び、すなわち、女子が生まれた喜び。⇔弄璋ろうしょうの喜び

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弄瓦の喜び」の意味・読み・例文・類語

ろうが【弄瓦】 の 喜(よろこ)

瓦(糸まき)を玩具として与える喜び。すなわち、女の子が生まれた喜び。→弄璋(ろうしょう)の喜び

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

故事成語を知る辞典 「弄瓦の喜び」の解説

弄瓦の喜び

女の子が生まれたという喜びを指すことば。

[由来] 「詩経小雅かん」の詩にうたわれている、古代中国での女の子が生まれた際の風習から。「女の子が生まれたら、地面の上に寝かせ、おむつをはかせてから、『これろうせしむ(糸巻きを手に持たせて遊ばせる)』」とあります。「瓦」とは、もともとは粘土を焼いて作ったものを広く指す漢字で、ここでは、陶器製の糸巻きのことです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android