彼奴輩(読み)キャツバラ

デジタル大辞泉 「彼奴輩」の意味・読み・例文・類語

きゃつ‐ばら【輩】

[代]三人称人代名詞。「きゃつ」の複数。きゃつら。あいつら。
「一々に―蟇目ひきめ負ほせてくれよ、とののしりければ」〈太平記二三

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「彼奴輩」の意味・読み・例文・類語

きゃつ‐ばら【彼奴輩】

〘代名〙 (「きゃつ」に複数を表わす接尾語ばら」の付いたもの) 他称。他者を卑しめていう語。あいつら。きゃつら。
※太平記(14C後)二三「如何なる馬鹿者そ。一々に奴原(キャツハラ)蟇目(ひきめ)負せてくれよ」
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)下「勅に任せきゃつばらそれ追払へ」

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