所変(読み)ショヘン

デジタル大辞泉 「所変」の意味・読み・例文・類語

しょ‐へん【所変】

神仏や鬼・霊などがこの世に姿をかえて現れること。また、その姿。化現けげん
鬼神の―なども見顕されけるとかや」〈十訓抄・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「所変」の意味・読み・例文・類語

しょ‐へん【所変】

〘名〙 神仏または鬼・霊などが、この世に存在するものの形をかりて、人々の前に現われること。また、その姿。化現(けげん)
※愚迷発心集(1213頃)「諸法は皆心の所変なりと説ども、宛(あだかも)影に向ふて憤喜をなすが如し」
源平盛衰記(14C前)二三「先朝は元来摩醯首羅王の所変(ショヘン)にて」

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