打ち遣る(読み)ウチヤル

デジタル大辞泉 「打ち遣る」の意味・読み・例文・類語

うち‐や・る【打ち遣る】

[動ラ五(四)]
そのままにしておく。かえりみずにほうっておく。うっちゃる。
「代助は平生から、此位に世の中を―・っていた」〈漱石それから
遠くへやる。放して置く。
御髪は、こちたく清らにて、九尺ばかりおはしますを、結ひて―・られたり」〈夜の寝覚・四〉
屈託した気持ちなどを晴らす。
「なにとなく見聞くごとに心―・りて過ぐしつつ」〈右京大夫集詞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android