精選版 日本国語大辞典 「打延て」の意味・読み・例文・類語
うちはえ‐て うちはへ‥【打延て】
① 空間的にずっと続いて。うちはえ。
(イ) ずっとどこまでも延びて。②にかけて用いられることが多い。
(ロ) あたり一面に。見わたすかぎり。
※栄花(1028‐92頃)玉の村菊「うちはへて庭おもしろき初霜に同じ色なる玉の村菊」
② 時間的に、ずっといつまでも続いて。長期にわたって。久しく。うちはえ。
※古今(905‐914)雑上・九三一「さきそめし時より後(のち)はうちはへて世は春なれや色のつねなる〈紀貫之〉」
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