打延(読み)うちはえ

精選版 日本国語大辞典 「打延」の意味・読み・例文・類語

うち‐はえ‥はへ【打延】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞うちはう(打延)」の連用形から )
  2. うちはえて(打延━)
    1. [初出の実例]「雨のうちはへ降るころ、けふも降るに」(出典:枕草子(10C終)一〇三)
  3. ぬきんでているさまを表わす語。きわだって。
    1. [初出の実例]「腹葦毛なる馬〈略〉打はへ長(たきたか)きが」(出典今昔物語集(1120頃か)二五)

うち‐のべ【打延】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 打って延ばすこと。
  3. キセル総体金属で作ること。また、そのキセル。
    1. [初出の実例]「昔は打のべのきせるを持者十人に三四人も有たり」(出典:随筆・賤のをだ巻(1802))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む