板室(読み)いたむろ

改訂新版 世界大百科事典 「板室」の意味・わかりやすい解説

板室[温泉] (いたむろ)

栃木県北部,那須塩原市板室にある温泉那須岳の南西麓の那珂川上流の谷間に位置する。単純泉,37~46℃,加熱。11世紀の発見と伝えられ,那須七湯の一つとして知られる。温泉は共同浴場となり,太い綱につかまって入浴する風習がある。東北本線黒磯駅からバスが通じる。三斗小屋温泉へ登る途中,約4km北には沼原(ぬまつぱら)湿原があり,奥那須国民ノ森となっている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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