三斗小屋温泉(読み)サンドゴヤオンセン

デジタル大辞泉 「三斗小屋温泉」の意味・読み・例文・類語

さんどごや‐おんせん〔‐ヲンセン〕【三斗小屋温泉】

栃木県北部、那須塩原市にある温泉那須十湯の一。那須岳の西側斜面にあり、泉質単純温泉

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精選版 日本国語大辞典 「三斗小屋温泉」の意味・読み・例文・類語

さんどごや‐おんせん‥ヲンセン【三斗小屋温泉】

  1. 栃木県北部、那須町内の那須塩原市の飛び地にある温泉。那須十湯の一つ。泉質は単純泉。貧血症リウマチなどにきく。

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日本歴史地名大系 「三斗小屋温泉」の解説

三斗小屋温泉
さんどごやおんせん

[現在地名]黒磯市板室

那須(茶臼)岳北西の中腹に位置する温泉で、那須温泉郷の一つ。標高約一四六〇メートルの高所に位置し、那珂川上流の支流である川が中央部を流れる。周囲は那須郡那須町に属するが、当温泉は黒磯市の飛地。康治元年(一一四二)岩代国信夫しのぶ郡の生島某により発見されたといわれる(三斗小屋誌)。元禄八年(一六九五)西方二キロ前後の山間に会津中街道が開削され、約三キロほど離れた所に三斗小屋宿が開かれた。温泉に旅館ができたのはこれ以後のようで、三斗小屋宿との結びつきが強い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「三斗小屋温泉」の意味・わかりやすい解説

三斗小屋温泉
さんどごやおんせん

栃木県北部の那須塩原市(なすしおばらし)に属するが、那須(なす)郡那須町内の飛び地にある那須温泉郷の一湯。那須温泉郷にあっては唯一那須五岳の西側斜面、標高1460メートルにあり、那須湯本温泉からは12キロメートル、那須ロープウェイ山頂駅からは徒歩約2時間、大丸(おおまる)温泉からも7キロメートル、峰ノ茶屋の峠を越え徒歩3時間。このため利用客の多くは朝日岳、三本槍(さんぼんやり)岳登山を兼ねた客である。泉質は硫黄(いおう)泉。素朴な山のいで湯で、温泉神社がある。

[櫻井明久]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三斗小屋温泉」の意味・わかりやすい解説

三斗小屋温泉
さんどごやおんせん

栃木県北部,那須岳に続く朝日岳の中腹,標高 1450mの高地に湧く温泉。那須塩原市に属する。温泉は 12世紀中頃の発見という古い歴史をもつ。泉質は単純泉。泉温は 45℃。リウマチや運動機能障害に効果が高い。那須岳山麓の大丸温泉からは徒歩約2時間,ロープウェーを使ってもほぼ同じ時間を要することから,いまも秘湯の趣が濃い。

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