梵勝(読み)ぼんしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梵勝」の解説

梵勝 ぼんしょう

?-? 室町時代皇族
康富記」によると,南朝の玉川宮の末孫で,京都相国寺慶雲院主であったが,享徳4年(1455)2月29日弟梵仲(ぼんちゅう)と相国寺を出て逐電したという。なお,長禄(ちょうろく)元年南朝の回復をはかって赤松氏遺臣に殺された北山宮,河野宮を梵勝,梵仲と同一人物とする説があったが,現在では否定されている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例