正統王朝派(読み)せいとうおうちょうは(英語表記)Légitimistes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「正統王朝派」の意味・わかりやすい解説

正統王朝派
せいとうおうちょうは
Légitimistes

19世紀フランスでブルボン朝復活を目指す王党派。 1830年の七月革命後,シャルル 10世の孫シャンボール伯をいただいて七月王政に対抗した。第二帝政期には王党派として存続したが,71年帝政崩壊後,王党派は,再び正統王朝派とルイ・フィリップの孫パリ伯ルイ・フィリップ・アルベールをいただくオルレアン王朝派に分裂し王政復古は実現せず,第三共和政への道を開いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android