(読み)ユスル

デジタル大辞泉 「泔」の意味・読み・例文・類語

ゆする【×泔】

頭髪を洗い、くしけずること。また、それに用いる湯水。古くは、米のとぎ汁などを用いた。
「―の名残にや、心地も悩ましくて」〈東屋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泔」の意味・読み・例文・類語

ゆする【泔】

〘名〙 頭髪を洗い梳(くしけず)ること。また、それに用いる湯水。古くは米のとぎ汁を用いた。
※東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「貧女の腐れる汁(ユスル)を奉れる縁」
徒然草(1331頃)一九一「よき男の日暮てゆするし〈略〉顔などつくろひて出る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android