日暮(読み)ニチボ

大辞林 第三版の解説

じつぼ【日暮】

日ぐれ。夕方。

にちぼ【日暮】

ひぐれ。夕方。夕暮れ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版の解説

日暮 (ヒグラシ)

学名:Tanna japonensis
動物。セミ科の昆虫

日暮 (ヒグラシ)

植物。シソ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ウツボグサの別称

日暮 (ヒグラシ)

植物。マメ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物。ネムノキの別称

日暮 (ヒグラシ)

植物。ボタン科のボタンの園芸品種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

じつ‐ぼ【日暮】

〘名〙 くれがた。ひぐれ。夕方にちぼ。
※日葡辞書(1603‐04)「Iitboni(ジツボニ) ノゾム」

にち‐ぼ【日暮】

〘名〙 ひぐれ。ゆうがた。くれがた。
※文華秀麗集(818)下・山寺鐘〈仲雄王〉「古寺館東山翠下、日噭咷響疎鐘」 〔孟浩然‐送杜十四之江南詩〕

ひ‐ぐらし【日暮】

[1] 〘名〙
① (古くは「ひくらし」) 一日を過ごすこと。一日中。終日。ひねもす。また、副詞的に用いて、朝から晩まで。
※万葉(8C後)一三・三三二四「煙立つ 春の日暮(ひくらし) 真澄鏡(まそかがみ) 見れど飽かねば 万歳に」
※徒然草(1331頃)序「つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて」
② その日その日の収入で、やっと暮らして行くこと。その日暮らし。
※文学読本・理論篇(1951)II・現代日本小説〈平野謙〉「ホテルの女ボーイや女給などしながら日暮しをたて」
③ 味噌をいう。
※庭訓往来抄(1631)「公卿殿上人は、味噌をひぐらしと宣ふ也。雑人中人の詞にみそを虫と云也」
④ (「蜩」「茅蜩」とも) カメムシ(半翅)目セミ科の昆虫。はねの端まで全長四~五センチメートル。体は赤褐色または栗色で、緑と黒の斑紋がある。はねは透明。雄の腹部側方にはイボ状突起が一対ある。早朝・夕方および曇天時に「カナカナ」と高い金属音をたてて鳴く。北海道南部以南、朝鮮、中国に分布し、丘陵地の林間に多い。成虫は六月下旬から九月上旬にかけて発生。古くから人に知られ、歌などによく詠まれる。かなかなぜみ。かなかな。《季・秋》
※万葉(8C後)一五・三五八九「夕されば比具良之(ヒグラシ)来鳴く生駒山越えてそ吾が来る妹が目を欲り」
⑤ 植物「うつぼぐさ(靫草)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
⑥ 植物「ねむのき(合歓木)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
⑦ 植物「ぬるで(白膠木)」の異名。
[2]
[一] 江戸の地名、日暮里(にっぽり)(=東京都台東区)の異称。「日暮」を訓よみしたもの。ひぐらしの里。
※咄本・友だちばなし(1770)「片目とちんばと、鼻かけと、三人つれ立ち、日ぐらしへ出かけしが」
[二] 近世初期の上方で、鉦(かね)を首にかけ、念仏踊、浄瑠璃、説経などの詞章をうたい歩いた門付が、姓のように称していたもの。寛文(一六六一‐七三)頃、歌念仏の日暮林清、説経浄瑠璃の日暮小太夫などが知られた。

ひ‐ぐれ【日暮】

〘名〙 (「ひくれ」とも)
① 日の暮れようとする時。くれがた。夕暮れ。夕方。
※石山寺本瑜伽師地論平安初期点(850頃)三三「日晩(ひクレ)に、或は夜分乃至明日に」
天文学で、日没後太陽の中心が地平線の下七度二一分四秒の角度の時の時刻

ひ‐の‐くれ【日暮】

〘名〙 ⇒ひ(日)の暮

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ミュージックの日

3月19日。1991年、日本音楽家ユニオンが制定。音楽家・ミュージシャンの現状の理解を求め、改善に向けてのPRイベントを行う。日付は「319(ミュージック)」の語呂合わせから。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

日暮の関連情報