無駄・徒(読み)むだ

精選版 日本国語大辞典 「無駄・徒」の意味・読み・例文・類語

むだ【無駄・徒】

〘名〙 (「むな(空)」の変化とも、擬態語からともいうが未詳。「無駄」はあて字)
① (形動) 行なっただけの効果がないこと。役にたたないこと。また、そのようなことやそのさま。無益。
※玉塵抄(1563)二三「むだともよむぞむだはむなしい心ぞいたづらの心ぞ」
※俳諧・一息(1693か)「相惚は徒に焼さへ連理香」
② 無用の言辞。無益なおしゃべり。むだ口。
洒落本・無量談(1771)「直(ぐい)の随の無多(ムダ)のと物の名も処によりて替りけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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