物部伊勢父根(読み)もののべのいせの ちちね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「物部伊勢父根」の解説

物部伊勢父根 もののべのいせの-ちちね

?-? 6世紀前半の武人
継体天皇9年(515)百済(くだら)(朝鮮)使の文貴(もんき)将軍を百済へおくる途中,伴跛(はえ)(慶尚北道星州付近)の人々の無道をきき,討とうとするが敗れて10年帰国。23年朝貢の寄港地として加羅(から)(朝鮮)の多沙津を百済王にあたえる使者となった。「百済本記」では物部至至(ちち)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例