疑うらくは(読み)ウタガウラクハ

デジタル大辞泉 「疑うらくは」の意味・読み・例文・類語

うたがうらく‐は〔うたがふらく‐〕【疑うらくは】

[連語]《動詞「うたがう」の終止形+接尾語らく」+係助詞」》疑ってみることには。恐らく。ひょっとして。
「―君却て妾を思わざるべし」〈織田訳・花柳春話
[補説]本来「うたが(疑)う」のク語法は「うたがわく」であるが、平安末期ごろから、接尾語「らく」の付いたこの形も用いられるようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例