空おぼれ(読み)ソラオボレ

デジタル大辞泉 「空おぼれ」の意味・読み・例文・類語

そら‐おぼれ【空おぼれ】

とぼけたふりをすること。そらとぼけ。
我身こそあらぬ様なれそれながら―する君は君なり」〈・若菜下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空おぼれ」の意味・読み・例文・類語

そら‐おぼれ【空おぼれ】

〘名〙
故意にとぼけたふりをすること。空とぼけ。そらおぼめき。
源氏(1001‐14頃)夕顔「物などいふ若きおもとの侍を、そらおぼれしてなむかくれまかりありく」
② 気ぬけすること。あっけにとられること。
読本手摺昔木偶(1813)五「人違(ひとたがへ)なりけるかと、なみならず驚くものから、惘然(ソラオボレ)して立在(たたずむ)折から」

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