自鬢物(読み)ジビンモノ

デジタル大辞泉 「自鬢物」の意味・読み・例文・類語

じびん‐もの【自×鬢物】

シテ自鬢のままでつとめる能。シテが現在生存している男性として登場する場合に限られる。「望月」「鉢木はちのき」など。直面物ひためんもの

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自鬢物」の意味・読み・例文・類語

じびん‐もの【自鬢物】

〘名〙 能楽で、シテが自鬢のままでつとめる能。男を主人公とし、劇がシテの生きている現在形で進行するものに限られる。「鉢木」「安宅」などの類。直面物(ひためんもの)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android