直面物(読み)ヒタメンモノ

大辞林 第三版の解説

ひためんもの【直面物】

シテが前場・後場を通じて面を使用しない能。「鉢木」「安宅」など現在物に限られる。自鬢じびん物。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ひためん‐もの【直面物】

〘名〙 能の分類の一つ。前ジテ・後ジテを通じてシテが面を用いないものをいう。四番目物のうち、神や幽霊でない、現実の男性をシテとするものがこれに当たる。

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世界大百科事典内の直面物の言及

【現在物】より

…〈現在能〉のうち,主人公が現実の男性である能を指す。面を掛けないので〈直面(ひためん)物〉とも言い,五番立分類(江戸時代の1日の番組編成基準に基づく分類法)の4番目に置かれる〈四番目物〉の一つである。男舞(おとこまい)を舞う《盛久》《小督(こごう)》,武士同士の斬合いを見せる《忠信》《夜討曾我》《橋弁慶》,芸能尽しの《放下僧(ほうかぞう)》《望月》などがあり,人情的内容の《俊寛》《景清》も,面を掛けるが,これに含まれる。…

※「直面物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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