諦聴(読み)テイチョウ

デジタル大辞泉 「諦聴」の意味・読み・例文・類語

てい‐ちょう〔‐チヤウ〕【諦聴】

[名](スル)耳を傾けてよくきくこと。しっかりときくこと。「凝視諦聴
「―すれば、是れ恋愛と接吻との曲なり」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諦聴」の意味・読み・例文・類語

てい‐ちょう ‥チャウ【諦聴】

〘名〙 (「諦」はつまびらかにする、あきらかにするの意) 耳をかたむけて丁寧に聞くこと。心から聞くこと。はっきり聞くこと。仏教では「たいちょう」と読む。
※即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉末路「諦聴すれば、是れ恋愛と接吻との曲なり」 〔白居易‐霓裳羽衣舞歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「諦聴」の読み・字形・画数・意味

【諦聴】ていちよう(ちやう)

よくきく。唐・白居易〔霓裳羽衣歌、微之(元)に和す〕詩 當時乍(たちま)ち見て、心目かす 凝(ぎようし)諦聽するも、殊に未だ定まらず

字通「諦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android